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八街市、紙おむつは市販の袋で回収へ ごみ有料化で子育て・介護世帯の負担を軽減|2026年10月11日版

紙おむつ用の半透明袋を一般ごみの容器と分けて置いた家庭内のイメージ。

八街市、紙おむつは市販の袋で回収へ ごみ有料化で子育て・介護世帯の負担を軽減|2026年10月11日版

千葉県八街市では10月1日から、紙おむつを指定ごみ袋に入れず、透明・半透明の市販の袋でごみ収集場所に出せるようになった。同日に始まった指定ごみ袋の価格改定に合わせ、紙おむつを多く出す子育て世帯や介護を必要とする世帯を支える取り組みだ。

ただし、袋に「おむつ」と明記し、ほかのごみを混ぜないことが条件になる。収集日は従来の「もやせるごみ」と同じ月・水・金曜日。専用の回収日に合わせて生活を変える必要はない。

  • 紙おむつは透明・半透明の袋で出せる。従来の指定ごみ袋も使用可能。
  • 袋の表面に「おむつ」と書き、汚物をできるだけ取り除いて口を縛る。
  • 記載がない袋や、ほかのごみが混ざった袋は収集されない。
  • 一般の家庭ごみは、10月から改定された指定ごみ袋のルールに従う。
目次

変わるのは、紙おむつを捨てるための袋代

今回の変更は、紙おむつそのものの購入費を補助する制度ではない。使い終えたおむつを捨てる際に、有料の指定ごみ袋を使わずに済む仕組みだ。

八街市は10月1日から、可燃ごみ・不燃ごみ・再生ごみ・有害ごみの指定袋を、容量1リットル当たり1円の価格に統一した。資源ごみは1リットル当たり0.5円となる。市は、ごみの発生抑制や分別の徹底、排出量に応じた費用負担の公平性確保などを目的としている。市の有料化・価格改定の案内

この料金体系では、ごみを減らせば指定袋の使用量も抑えられる。一方、育児や介護で日々使う紙おむつは、袋代を節約するために使用量を減らすのが難しい。

そこで、紙おむつだけを別の袋に分けて回収する。家庭が用意する市販袋の費用は残るものの、おむつを捨てるために指定袋を消費する必要がなくなる。家計への効果は、おむつの排出量や、これまでの袋の使い方によって異なる。

ここがポイント: 紙おむつを一般ごみと分ければ、市販の透明・半透明袋で出せる。負担軽減を受けるための実際の条件は、分別と袋への記載だ。

出す前に確認したい三つの条件

手順はシンプルだが、「透明な袋なら何を入れてもよい」という変更ではない。

中身が確認できる袋を使う

使用できるのは透明・半透明の袋。黒色や紺色などの色付き袋、布袋、麻袋などは使用できない。

従来どおり、もやせるごみの指定袋で出すこともできる。家庭内で別袋を用意するかどうかは、排出量や保管場所に合わせて判断できる。市の紙おむつ回収案内

「おむつ」と書き、ほかのごみを入れない

袋の表面には、油性ペンなどで「おむつ」と明記する。市は、記載がない場合や他のごみが混入している場合は収集できないとしている。

おむつ交換の際に出るごみを、まとめて同じ袋に入れないことが大切だ。 おしり拭きなどを紙おむつと一緒に出してよいとは、この案内には示されていない。迷う品目はクリーン推進課に確認したい。

汚物をできるだけ取り除き、口を縛る

市は、汚物をできるだけ取り除き、小さく丸めるなどして出すよう求めている。袋は中身が出ないように縛る。

回収日は月・水・金曜日の「もやせるごみ」の日。紙おむつだけのために、新しい収集曜日を覚える必要はない。

有料化への懸念と、紙おむつ支援は分けて見る

家庭ごみの有料化については、住民から懸念も寄せられている。

市がウェブで公開した「市長への提言」には、袋代の変更によって買いだめや不法投棄が増えるのではないか、という意見が掲載されている。市は、旧袋には使用期限を設け、不法投棄や不適正な排出への対策、啓発を続けると回答した。八街市「市長への提言」令和7年度

これは市に寄せられた意見であり、SNS全体の反応や、制度開始後に不法投棄が増えたことを示す情報ではない。ただ、住民が気にしているのは袋の価格だけでなく、収集場所の管理や地域の清潔さでもあることが分かる。

紙おむつの別袋回収は、こうした有料化の中で、育児・介護に伴うごみの負担を和らげる取り組みとして見る必要がある。制度の効果を確かめるには、対象世帯が利用できているかに加え、分別間違いで回収されない袋が出ていないかも確認したい。

年末までに、旧指定袋の使い方も確認を

紙おむつ以外のごみについては、新しい指定袋への移行も進んでいる。

市は、旧指定袋を2026年12月末まで使用できる経過措置を設けた。新しい袋との交換や払い戻しは行わないとしており、買いだめを控えるよう案内している。

家庭で当面確認したいのは、次の三点だ。

  • 紙おむつ用の袋に「おむつ」と書き、ほかのごみと分ける。
  • 残っている旧指定袋は、年末までの使用量を見ながら調整する。
  • 紙おむつに関連する品目で判断に迷ったら、市に出し方を確認する。

おむつ交換を複数の家族や介護者で担う家庭では、袋を置く場所と分別方法を共有しておきたい。今回の負担軽減は、日々の交換作業から収集場所に出すまで、紙おむつをほかのごみと分けられるかどうかにかかっている。

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