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城陽市で予約不要の乗合タクシー、11月から実証運行 買い物の足はどう変わる?|2026年10月29日版

秋の住宅街で買い物客が乗合タクシーを待つイメージ。

城陽市で予約不要の乗合タクシー、11月から実証運行 買い物の足はどう変わる?|2026年10月29日版

京都府城陽市は11月から、久世地域と古川・久津川地域で、乗合タクシーの実証運行を始める。予約せず、決まった停留所で待って乗れるのが特徴だ。タクシーという名前だが、利用方法は路線バスに近い。

古川・久津川地域では11月3日に運行を開始し、スーパーなどと市役所を結ぶ。買い物や用事に使える一方、運行日は週3日。暮らしの足になるかどうかは、行きの便利さに加え、帰りの便まで含めて予定を組めるかが鍵になる。城陽市の運行案内で詳細を確認できる。

  • 久世地域、古川・久津川地域で、11月から3カ月間の実証運行。
  • 予約不要で、誰でも利用できる。
  • 古川・久津川地域は火・木・土曜日に運行し、大人は1乗車200円。
  • 自宅への迎車ではなく、指定された停留所で乗り降りする。
目次

スーパーと市役所を結ぶ、週3日の移動手段

古川・久津川地域の実証期間は、2026年11月3日から2027年1月30日まで。火曜日・木曜日・土曜日に1日4往復を運行する。祝日も走るが、1月2日は運休となる。

ルートは、しょうぶの里、フレッシュバザール、陽和苑、久津川小学校東、城陽市役所を結ぶ。買い物先と行政窓口が同じルートに入るため、沿線で用事を済ませる際の選択肢になる。

ただし、好きな場所へ直接向かう通常のタクシーとは使い方が違う。ジャンボタクシーの車両が決められた経路を走り、停留所以外では乗降できない。自宅から停留所まで歩けるかも、利用前に確認したい点だ。

支払いは現金、乗り継ぎには別の運賃

古川・久津川地域の運賃は、中学生以上が200円、小学生が100円。障がい者割引も設ける。

支払いは現金のみで、ICカードは使えない。城陽さんさんバスなどへの乗継割引もないため、別の交通機関を組み合わせる場合は、その分の運賃も見込む必要がある。

ここまでの曜日・運賃などは、古川・久津川地域の案内に基づく。久世地域を利用する場合は、市のページに掲載された地域別の案内を確認してほしい。

「予約しなくてよい」が、外出の助けになる

今回の仕組みでは、乗るたびに電話やスマートフォンで予約する手間がない。時刻表を見て停留所へ向かえばよく、予定を予約操作に合わせる必要がない点は使いやすい。

一方、固定された時刻で走る以上、用事が終わった直後に帰れるとは限らない。利用する側には、次のような確認が欠かせない。

  • 買い物を終えて、帰りの便に間に合うか。
  • 荷物を持った状態で、停留所から自宅まで移動できるか。
  • 別のバスへ乗り継ぐ場合、待ち時間と合計運賃はどれくらいか。

ここがポイント: 予約の手間は減るが、外出前には往復の時刻を確認する。行きと帰りを一組で考えることが、使いこなす第一歩になる。

地域の議論では「気兼ねなく乗れる車」も論点に

車両や利用方法は、地域の議会でも取り上げられてきた。

田中智之市議が公開した2026年3月の議会活動記録では、バスとセダン型タクシーの中間的な役割を担う車両について提案し、より多くの人が気兼ねなく利用できる仕組みを求めている。また、自分で運転できない学生、高齢者、障がい者、妊産婦などの移動にも目を向けている。市議本人による議会活動記録

これは議員の問題提起であり、利用者全体の評価を示すものではない。それでも、公共交通を考える際に、運行本数だけでなく「乗りやすいか」「利用をためらわずに済むか」が問われていることは分かる。

3カ月で確かめたいのは、実際に用事を済ませられるか

市は今回の実証を、地域の移動手段を確保するためのニーズ把握と位置づけている。古川・久津川地域では、車内で利用者アンケートを配布し、乗車ごとの回答を求める。

今後の検証では、乗車人数に加え、利用者がどんな用事に使い、どこで困ったかが重要になる。例えば「買い物には便利だったが帰りの時間が合わない」という情報が集まれば、時刻を見直す判断材料になる。これは今後の評価で注目したい点であり、現時点で確認された利用者の反応ではない。

利用を考えている人は、まず自宅に近い停留所と、目的地から戻れる便を確認したい。3カ月後に問われるのは、車両を走らせた実績だけでなく、車を使わずに買い物や用事を済ませられる外出が増えたかという点だ。

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