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病院の送迎バスで買い物へ 松伏町が空席を高齢者に無料開放|2026年10月22日版

地域の乗降場所で病院送迎バスを待つ高齢者を描いたイメージ。

病院の送迎バスで買い物へ 松伏町が空席を高齢者に無料開放|2026年10月22日版

病院へ行かない日にも、病院の送迎バスを使える。埼玉県松伏町は10月1日、埼玉筑波病院の送迎バスの空席を活用する「まつぶしおでかけシェア」の実証運行を始めた。

対象は、町内に住む65歳以上で、一人で乗り降りできる人など。事前登録をすれば、買い物や外出にも無料で利用できる。ただし、乗車できるのは空席がある場合に限られる。

  • 町内25か所の乗降ポイントを利用できる。
  • 平日は6便、土曜日は4便を運行予定。
  • 実証期間は2027年3月31日まで。本格実施は同年4月以降を予定している。
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病院への往復を、地域のお出かけにも

この事業の特徴は、すでに走っている送迎バスを生活の足として使うことだ。

町役場や多世代交流学習館前なども乗降ポイントに含まれ、決められたポイント間で乗り降りできる。通院以外の用事にも利用を広げたことで、病院を目的地としない外出にも選択肢が加わる。松伏町の事業案内で、ルート図と時刻表を確認できる。

一方、自宅まで迎えに来る仕組みではない。利用を考える際は、目的地だけでなく、自宅から乗降ポイントまで移動できるかも確かめたい。

無料でも、毎回乗れるとは限らない

使い勝手を判断するうえで大切なのは、座席の扱いだ。

町は、この事業が病院との委託契約ではなく、事業者の善意によって運営されていると説明している。利用パスは乗車資格を示すもので、座席を確保するものではない。

ここがポイント: 利用登録を済ませても、優先乗車はできない。空席を確認してから乗る仕組みだ。

利用できる日にも制限がある。日曜・祝日と年末年始は対象外で、交通事情や天候による遅延・運休もある。帰りの便まで含めて計画し、時間を動かしにくい用事では、乗れなかった場合の移動方法も考えておく必要がある。

まず登録し、利用パスを受け取る

利用には申請と同意手続きが必要になる。

申請方法は役場窓口とオンラインの2通り。手続きが完了すると利用パスが郵送され、乗車時には提示を求められる。窓口で申請できるため、スマートフォンだけに頼る必要はない。

初めて使う前には、次の順で確認すると分かりやすい。

  1. 年齢・住所・一人での乗降などの利用条件を確認する。
  2. 申請して利用パスを受け取る。
  3. 行き帰りの時刻と、乗降ポイントの位置・進行方向を確かめる。

発信者の期待と、これから確かめたいこと

町長の高野まさひろ氏は、9月18日の自身のブログで、地域にある送迎バスを生かし、町民の移動の選択肢を増やす取り組みとして紹介した。これは事業を進める側の期待であり、利用者による評価とは分けて読む必要がある。

今後の使いやすさを見るなら、利用人数だけでは足りない。空席がなく乗れなかった回数、帰りの便とのつながり、乗降ポイントまで歩く負担も重要になる。

無料の便があっても、必要な時間に使えなければ外出は難しい。2027年4月以降の本格実施に向けては、実際にどんな用事を済ませられたかが、この仕組みの価値を測る具体的な手がかりになる。

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