京都市、ごみ袋をレジで1枚売り 買い物後は燃やすごみ用に|2026年10月20日版
京都市で10月1日から、家庭ごみの指定袋を買い物のレジ袋として1枚ずつ販売する実証実験が始まった。買った商品を持ち帰り、その後は家庭の燃やすごみを出す袋に使える。
マイバッグを忘れたとき、持ち帰るためだけの袋を増やさずに済む選択肢だ。価格は通常の指定袋と同じで、対象は市内の一部店舗に限られる。京都市の実施発表で概要が案内されている。
- 5Lは5円、10Lは10円、20Lは20円。1枚単位で購入できる。
- 対象はドラッグストアとコンビニの計106店舗。
- 販売は2027年2月28日までの予定。数量限定で、販売状況によって期間が前後する。
買い物とごみ出しを、同じ袋でつなぐ
仕組みは単純だ。対象店の会計時に指定袋を購入し、商品を入れて持ち帰る。使い終わった袋は、京都市の家庭ごみのうち「燃やすごみ」を出すために使う。
普段から指定袋を使う家庭なら、買い物袋の購入を、その後のごみ出しに結び付けられる。レジで買う袋に、帰宅後の用途まで用意する取り組みだ。
ただし、普通のレジ袋より必ず安くなるという制度ではない。選ぶ際には、目の前の買い物に必要な大きさと、自宅で使うごみ袋の大きさが合うかを考えたい。
ここがポイント: マイバッグを忘れたとき、買い物に使った袋を、そのまま京都市の燃やすごみ用指定袋として使える。
同じチェーンでも、全店で買えるわけではない
利用前に確認したいのは店舗名だ。
市の販売店舗一覧には、ダックス、ココカラファイン、ドラッグひかりなどの店舗に加え、セブン‐イレブンの一部店舗が掲載されている。例えば中京区ではダックス京都御池店やセブン‐イレブン京都東洞院錦店、伏見区ではドラッグユタカ醍醐店などが対象となっている。
店舗によって扱う袋のサイズも異なる。 近所の店が対象かどうかは、京都市の販売店舗一覧で確かめられる。
持ち帰った後にも、使い道には区別がある。
- ごみ出しに使えるのは、京都市の家庭の「燃やすごみ」。ほかのごみ用には使えない。
- 収集日前夜には出さず、収集当日の朝8時までに決められた場所へ出す。
- 市は引き続き、買い物時のマイバッグ持参を呼び掛けている。
ネットでは「忘れたときに助かる」という受け止めも
個人の発信には、マイバッグを忘れた際の選択肢として歓迎する声がある。
10月2日の個人ブログの投稿は、通常のレジ袋が家に増えることへの負担感に触れ、指定袋なら買い物後も使える点を好意的に紹介している。
これは一人の投稿者による受け止めであり、市民全体の評価を示すものではない。それでも、「袋を買わずに済むか」だけでなく、「買った袋を家で使い切れるか」が、利用者にとっての判断材料になることは読み取れる。
成否を見るなら、販売枚数の先まで
指定袋が売れただけでは、プラスチック削減の効果までは分からない。
買い物で使った指定袋が家庭でも使われ、通常のレジ袋の購入が減ったのか。使いたいサイズが店にあり、店側も無理なく扱えたのか。買い物とごみ出しの両方で使いやすいかを確かめる必要がある。
市は、通常のレジ袋の削減効果に加え、家庭での利用状況や店舗の販売・在庫管理を検証項目に挙げている。販売店舗の案内ページからは、利用後のアンケートにも進める。
これから利用する人は、まず対象店とサイズを確認したい。そして使った後、「持ち帰りやすかったか」「自宅のごみ箱に合ったか」を伝える。その具体的な使い勝手が、実証後の判断に必要になる。
