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台風25号、21日夜に関東最接近 連休後半の暴風・大雨と「夜間の帰り道」が最大の山場|2026年9月20日版

暴風雨の中、荒れた海と雨にかすむ関東の街並みに台風が接近するイメージ。

台風25号、21日夜に関東最接近 連休後半の暴風・大雨と「夜間の帰り道」が最大の山場|2026年9月20日版

大型で強い台風25号(ドゥージェン)が、21日(月・敬老の日)の夜に関東へ最も近づく見込みです。暴風域を伴ったまま接近するため、関東と伊豆諸島では最大風速35m/s、最大瞬間風速50m/sが予想されています。

やっかいなのは接近のタイミングです。祝日の夜から翌22日の早朝にかけて風雨のピークが重なり、行楽帰りと通勤前の時間帯を直撃します。JR東日本はすでに、20日夜から22日早朝にかけて首都圏の列車に遅れや運休が出る可能性を告知しました。

雨も台風本体だけの話ではありません。秋雨前線が先に関東・東北へ入り込んでおり、台風が近づく前から降り続く「二段構え」の大雨になります。

ここがポイント: 21日夜が暴風のピーク。「帰りの足」と「停電」を、出かける前に決めておく。

  • 最接近:21日(月・敬老の日)夜、強い勢力のまま関東へ
  • 風:21日の関東・伊豆諸島で最大風速35m/s、瞬間50m/s
  • 雨:20日18時からの24時間で関東・伊豆諸島・東海に最大300mm
  • 交通:JR東日本が20日夜〜22日早朝の遅れ・運休の可能性を告知、空の便も欠航が出始めている
目次

何が起きているか

台風25号は20日午前6時の時点で日本の南にあり、中心気圧970hPa、最大風速35m/sで北西へ進んでいました。海水温の高い海域を通るため、勢力を保ったまま北上する予想です。

気象庁の進路予想では、21日午前6時に八丈島の南西約250km、22日午前3時には銚子市の東約160kmへ。つまり関東を直撃して上陸するコースではなく、太平洋側をかすめながら通過する形です。ただし台風は大型で、中心が離れていても暴風域と雨雲は広く関東を覆います。

予想されている数値

期間予想24時間雨量(多い所)
19日18時〜20日18時関東・伊豆諸島150mm/東海120mm
20日18時〜21日18時関東・伊豆諸島・東海300mm/東北120mm
21日18時〜22日18時東北・関東200mm/東海150mm/伊豆諸島120mm

風は21日に関東・伊豆諸島で最大風速35m/s(瞬間50m/s)、東海で25m/s(瞬間35m/s)。波も関東・東海で7m、伊豆諸島で8mと予想されており、沿岸部は近づけない状態になります。

総雨量では関東南部で200mm以上、伊豆諸島で300mm以上。低い土地の浸水、道路の冠水、河川の増水、土砂災害が現実的なリスクとして挙がっています。

なぜ今回が読みにくいのか

台風の危険度は中心の位置だけでは決まりません。今回は三つの要素が重なっています。

1. 前線が先に雨を降らせている

秋雨前線が関東・東北にかかり、台風到達前から地面が水を含みます。同じ100mmでも、乾いた地盤に降る100mmと、すでに降った後の100mmでは土砂災害の起きやすさがまるで違います。20日の時点で1時間50mm以上、局地的に80mm以上の雨が想定されていました。

2. ピークが夜間にかかる

21日夜の最接近は、周囲の状況が見えない時間帯です。冠水した道路の深さも、飛来物も、暗くなってからでは判断できません。避難が必要な地域なら、明るいうちに動きを決める必要があります。

3. 5連休の後半に当たる

シルバーウィークの行楽帰りと重なります。21日の夜に移動しようとした人が、運休や欠航で足止めされる展開が起こり得ます。しかも翌22日は早朝から通勤・通学が始まる地域も多い。

生活への影響はどこに出るか

交通が最も広く効いてきます。

  • 鉄道:JR東日本は20日夕方〜21日にかけ首都圏で遅れ・行き先変更・運休の可能性を告知。東北方面でも、宮城県内の在来線について21日の計画運休の可能性に言及があります
  • 空の便:羽田〜八丈島は20日・21日の全便が欠航。羽田・成田でも欠航が出る可能性
  • 道路・高速:沿岸部を通る路線は風による通行止めのリスク

停電も見落とされがちです。瞬間50m/sは、電柱や樹木が倒れて送電が止まる水準です。夜間に停電すれば、照明も冷蔵庫もエレベーターも止まります。モバイルバッテリーの充電、懐中電灯の位置確認、風呂に水を張るといった作業は、風が強まる前に済ませるものです。

屋外の備えは21日昼までが勝負になります。植木鉢、物干し竿、ゴミ箱、自転車。飛べば凶器になるものを屋内へ入れる作業を、暴風の中でやることはできません。

ネット上では、連休の予定変更や21日夜の交通見通しを気にする声が目立ちます。計画運休の判断が早めに出ることを望む投稿も見られますが、鉄道各社の正式発表以外の運休情報は確定したものとして扱わないほうが安全です。

次に見るべきポイント

台風の進路はまだ幅があります。20日の予報段階で接近タイミングが後ろ倒しになった経緯もあり、数時間のずれで影響の出方が変わります。

  • 21日午前の進路修正:中心がどれだけ陸寄りを通るかで、内陸の風の強さが変わる
  • 各社の計画運休発表:JR東日本と航空会社の判断は、通常なら前日から当日朝にかけて出る。公式サイトと運行情報アプリを直接確認する
  • 土砂災害警戒情報と河川水位:前線の雨で地盤が緩んだ地域から順に出る可能性がある
  • 22日朝の復旧状況:祝日明けの通勤時間帯に運転再開が間に合うかどうか
  • 伊豆諸島の孤立リスク:船便の欠航が続けば、物資と移動の両面で影響が長引く

備えの内容自体は目新しいものではありません。ただ今回は、やるべきことを21日の昼までに終わらせられるかどうかが分かれ目になります。夜に最接近する台風は、判断の猶予が短い。

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