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久喜市の図書館で「別の館の司書」に相談、遠隔窓口を実証|2026年9月12日版

図書館の窓口で画面越しに司書へ相談する利用者のイメージ。

久喜市の図書館で「別の館の司書」に相談、遠隔窓口を実証|2026年9月12日版

埼玉県久喜市の図書館で、館内のタッチパネルから別の図書館にいる司書へ相談する実証実験が始まった。調べものや問い合わせに、離れた館の職員がリアルタイムで応じる取り組みだ。

9月12日時点の体験窓口は菖蒲図書館。9月26日からは中央図書館に移る。 来館者にとっては、目の前の窓口に加え、別の館の司書にも相談をつなげられることが変化となる。図書館流通センターの発表

  • 実証期間は9月1日〜10月30日。
  • 中央・菖蒲・鷲宮の3館がオンラインで連携する。
  • 相談用端末を置く館は、期間の前半と後半で異なる。
目次

3館の司書が、館をまたいで窓口を支える

今回の実証は、図書館ごとの混み具合に応じて、職員が互いに窓口対応を支援する仕組みを試すものだ。

久喜市立図書館、図書館流通センター、日本アスペクトコアが共同で実施する。利用者は館内の端末を通じて問い合わせや調べもの相談を行い、遠隔の司書が対応する。

体験窓口の日程は次のとおり。

  • 菖蒲図書館:9月1日〜9月24日
  • 中央図書館:9月26日〜10月30日

鷲宮図書館は、中央・菖蒲とともに遠隔支援を担う拠点となる。3館すべてに来館者用端末が同時に置かれるわけではない。利用する際は、日程と設置館をセットで確認したい。

本を借りるだけでなく、調べ方を相談できる場所へ

この取り組みで注目したいのは、画面の先に司書がいることだ。

図書館の調べもの相談は、知りたいことに合う資料や情報の探し方を支えるサービスである。検索語がうまく浮かばないときや、見つけた本だけでは足りないとき、相談相手に状況を説明できる意味は大きい。

久喜市は2026年3月、2026〜2032年度を対象とする図書館の新たな運営方針を策定した。市はその背景として、生活様式の変化や、非接触・非対面のサービスを可能にするICT利用の進展を挙げている。久喜市の基本的運営方針

遠隔相談も、そうした変化の中で考えられる取り組みだ。ただし、端末をつないだだけで相談がしやすくなるとは限らない。利用者が操作に迷った場合の手助けや、質問の意図を十分に伝えられるかが、使い勝手を左右する。

成果を見るなら「つながった後」に注目

実証が始まった段階では、便利になったという評価と、導入側の期待を分けて読む必要がある。

9月1日の発表には、待ち時間の短縮幅や利用者満足度などの実績値は掲載されていない。また、今回の実証を利用した人の反応として紹介できる、確かな公開情報は確認できなかった。

今後、結果が公表されるなら、次の点が判断材料になる。

  • 利用者は、職員の手助けがなくても相談を始められたか。
  • 遠隔で話した後、必要な資料や次の調べ方が分かったか。
  • 支援を受ける館と応援する館の両方で、窓口対応が円滑になったか。

これらは本記事が注目する点であり、公表済みの評価結果ではない。接続回数だけでなく、相談が役に立ったかまで分かると、継続する意義を判断しやすくなる。

試してみる人は、設置期間と休館日を確認

足を運ぶ前には、図書館の開館情報も確認しておきたい。

市の利用案内では、館内での資料閲覧は誰でもできる一方、資料を借りるには利用券が必要とされている。通常の開館時間は午前9時〜午後7時30分だが、定期休館や特別整理などによる休館がある。久喜市の図書館利用案内

実証の設置期間は、毎日必ず体験できることを意味しない。9月中に試すなら、菖蒲図書館での設置終了が24日、中央図書館での開始が26日という切り替わりを押さえ、来館前に久喜市立図書館の開館情報を確認するとよい。

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