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日出町、水道の基本料金とメーター使用料を6カ月免除へ――集合住宅の請求に残る課題|2026年7月13日版

日出町の水道料金免除をイメージした水道メーターと住宅。

日出町、水道の基本料金とメーター使用料を6カ月免除へ――集合住宅の請求に残る課題|2026年7月13日版

大分県日出町は7月分から12月分まで、水道料金の基本料金とメーター使用料を申請不要で免除する。物価高騰対策で、町と給水契約を結ぶ世帯・事業者が対象だ。

ただし、使った水の量に応じて増える超過料金と下水道使用料は従来どおりかかる。さらに集合住宅では、入居者が町と直接契約していない場合、減額が請求に反映されるかは管理会社などの対応に委ねられる。ここが制度を受け取る側にとって最も確認したい点になる。

  • 対象期間は2026年7月分から12月分までの6カ月間
  • 申請は不要
  • 超過料金・下水道使用料は免除対象外
  • 集合住宅の入居者は、管理会社等への確認が必要
目次

何が免除され、何が残るのか

日出町は国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、水道料金の固定的な部分を免除する。

町の料金は、使用量に関係なくかかる基本料金と、基本使用水量を超えた分に応じて加わる超過料金で構成される。今回なくなるのは前者に加え、メーター使用料だ。

一方で、次の費用は請求される。

  • 基本水量の範囲を超えた使用分の超過料金
  • 下水道使用料
  • 町の水道契約の対象外となる場合の、別契約に基づく料金

水を多く使う夏場でも、請求額全体がゼロになる制度ではない。検針票や請求額を見て、固定部分が差し引かれているかを確認する必要がある。

ここがポイント: 支援は「水道代すべての無料化」ではなく、基本料金とメーター使用料の免除である。節水しても必ず発生する固定負担を下げる仕組みだ。

集合住宅では、減額が入居者まで届くか

今回の措置は、日出町と直接給水契約を結んでいる世帯・事業者が対象となる。マンションなどで建物側が一括して水道料金を払い、入居者が管理会社やオーナーに水道料金相当額を支払う形では、入居者自身は町の直接の免除対象にならない。

町は管理会社等に対し、入居者への請求額から免除相当分を差し引くよう協力を求める文書を個別に送るとしている。つまり、集合住宅の入居者にも支援が届くことを想定した設計ではあるが、実際の明細への反映は管理側の請求処理にかかっている。

入居者が確認したい3点

  • 水道料金が「家賃込み」か、管理会社から別途請求されるか
  • 7月以降の請求で、町の免除相当額がどう扱われるか
  • 反映時期と、明細上の表示方法

町は、水道料金を管理会社等へ支払っている人の問い合わせ先を管理会社等としている。請求前に確認しておけば、「町が免除したのに自分の請求額は変わらない」という戸惑いを減らせる。

なぜ水道料金の免除が生活支援になるのか

電気やガスと同じく、水道は使用を抑えても基本料金が発生する生活インフラだ。食費や燃料費が上がる局面では、この固定費を期間限定で下げる施策は、申請手続きなしで幅広い契約者に届く利点がある。

日出町の対象には、公的機関を除く世帯だけでなく事業者も含まれる。小規模な店舗や事務所にとっても、水道使用量が少ない月に残りやすい固定負担を軽くする効果が見込まれる。

ただし、下水道使用料や超過料金は残るため、支援額は契約口径や使用量、下水道の利用状況で異なる。家計の負担を正確に見通すには、「免除」とだけ捉えず、いつもの請求書と比べるのが確実だ。

7月以降、請求書で見るべき点

町は、対象期間中の請求予定額から基本料金とメーター使用料を免除して請求すると案内している。免除の結果、上下水道料金が0円になる場合は、納付書や口座振替金額の通知書が発行されないこともある。

次の検針・請求では、まずここを確認したい。

  • 基本料金とメーター使用料が差し引かれているか
  • 下水道使用料や超過料金が残っているか
  • 集合住宅の場合、管理会社の請求明細に減額が反映されているか

6カ月の支援が終わる2027年1月分以降、料金が通常水準に戻る時期も家計管理上の注意点になる。今回の制度は、請求額を下げるだけでなく、集合住宅の一括請求で支援をどう入居者に渡すかという実務も浮き彫りにしている。

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