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京都市民に5,000円分「京都ポイント」始動 スマホがなくても受け取れる?|2026年8月12日版

京都の商店街でデジタル地域ポイントを利用する市民と相談窓口の様子。

京都市民に5,000円分「京都ポイント」始動 スマホがなくても受け取れる?|2026年8月12日版

京都市は8月1日、市民1人につき5,000円相当を給付する「京都ポイント(きょうぽ)」を始めました。基本はスマートフォンとマイナンバーカードを使うデジタル給付ですが、スマホを持たない人には食料品、日用品、商店街の商品券を選べる代替策があります。

ただし、現物支給を選ぶ場合も本人確認用のマイナンバーカードと4桁の暗証番号が必要です。「スマホがない」と「カードがない」では利用できる支援が異なるため、ここが最初の確認点になります。

  • 給付額:市民1人につき5,000ポイント(1ポイント=1円)
  • 対象:申請時点で京都市に住民登録がある人
  • 申請・利用期限:2027年2月28日まで
  • スマホがない人:支援窓口で5,000円相当の現物支給を申請可能
目次

京都ポイントで何が変わったのか

京都ポイントは、物価高への生活支援と市内消費の喚起を一つの仕組みで行う事業です。財源には国の重点支援地方交付金が使われています。

市の事前資料では、約70万人分に当たる35億7,500万円のポイント付与を想定。7月13日時点で、市内の商店街や飲食店、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど約5,000店舗が参加予定とされました。

受け取りには3段階の操作が必要

スマートフォンで受け取る場合は、おおむね次の流れです。

  1. 「京都市公式アプリ」をダウンロードする
  2. マイナンバーカードをスマホにかざし、4桁の暗証番号で本人認証する
  3. アプリ内で5,000ポイントを受け取る

店頭では店舗の二次元コードを読み取り、利用額を入力して店員に画面を見せます。市の説明では、金額を店頭で確認するため、原則として有人・対面での利用が条件です。

申請と利用はいずれも2027年2月28日まで。受け取っただけで安心せず、期限内に使い切る必要があります。

スマホがない人には3つの代替策

今回の制度で生活者にとって重要なのは、デジタル給付だけで終わらせず、別の受け取り方が用意された点です。

各区役所・支所などの支援窓口では、スマホ操作の補助に加え、スマホを持たない人から現物支給の申請を受け付けています。選択肢は次の3つです。

  • 米、食用油、調味料などの「食料品セット」
  • 洗剤、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの「日用品セット」
  • 市内の一部商店街で使える「京都商店連盟商品券」

食料品と日用品の申請期限は2027年1月31日、商品券は2026年12月28日です。デジタルポイントより締め切りが早く、品物などが届くまで3週間ほどかかる可能性もあります。

ここがポイント: スマホがなくても給付の対象外にはなりません。ただし、現物支給でもマイナンバーカードによる本人確認が必要で、何も持たずに窓口へ行けば申請できる制度ではありません。

家族のスマホでまとめて受け取る方法もある

子ども、高齢者、障害のある人、入院中の人など、本人による操作が難しい場合は、家族や親族、成年後見人などのスマートフォンでまとめて受け取れます。原則5人分までで、6人以上の場合はコールセンターへの相談が必要です。

この仕組みは家族内の操作負担を減らします。一方、本人のカードと暗証番号を扱うため、家族任せにする場合もカードの保管や暗証番号の管理には注意が必要です。

「便利な給付」と「取りこぼし防止」が同時に問われる

京都市は、アプリなら申請から受け取りまでをオンラインで完結でき、将来の給付にも同じ基盤を活用できると説明しています。店舗側も登録料や精算手数料がなく、専用機器を設置せずに参加できます。

一方で、市のFAQには「スマートフォンやマイナンバーカードを持たない人が排除されるのではないか」という問いが掲載されています。これは制度を知った人が抱きやすい懸念を、市自身も主要な説明事項として認識していることを示します。

市が用意した対応は、次のように整理できます。

  • スマホ操作が不安:区役所などの窓口で操作支援
  • 本人による操作が難しい:家族や法定代理人がまとめて受け取り
  • スマホを持っていない:食料品、日用品、商品券から選んで申請
  • マイナンバーカードがない:カード取得の案内を受ける必要がある

つまり、スマホの有無には代替策があるものの、カードを持っていない人はすぐには給付を受けられません。物価高への支援でありながら、受給前にカードの取得が必要になる点は、制度の利用率を左右する可能性があります。

市民がいま確認しておきたいこと

京都市民は、まず自分がどの受け取り方になるかを確認すると動きやすくなります。

スマホで受け取る場合

  • マイナンバーカードが有効か
  • 4桁の暗証番号を覚えているか
  • スマホがカードの読み取りに対応しているか
  • 利用予定の店が参加店舗か

窓口を利用する場合

  • マイナンバーカードと4桁の暗証番号を持参する
  • 現物支給はデジタルポイントより申請期限が早い
  • 臨時窓口は日程と場所が限られるため、事前に公式サイトで確認する
  • 商品券を選ぶ場合は利用できる商店街を確認する

市は、電話や訪問でマイナンバーや銀行口座を尋ねることはないとして、便乗詐欺への注意も呼びかけています。不審な連絡からアプリを入れず、京都ポイント公式サイトか京都市の案内を起点にしてください。

次の焦点は「何人が実際に受け取れたか」

制度は始まりましたが、現時点で見るべきなのは給付額の大きさだけではありません。

  • 想定する約70万人のうち、実際に何人が申請するか
  • 高齢者や単身者が支援窓口へ無理なくたどり着けるか
  • 現物支給が期限までに十分利用されるか
  • 約5,000の参加店舗が地域や業種に偏らず使われるか
  • アプリや店頭での操作トラブルがどの程度発生するか

京都ポイントがデジタル行政の成功例になるかは、アプリを使える人の便利さだけでは決まりません。スマホやカードの扱いに慣れていない市民まで、2027年2月28日の期限前に受け取りへつなげられるか。今後公表される申請率や窓口利用実績が、最も具体的な評価材料になります。

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